Works

成果事例


お話を伺った方

 

 

 

 

 

  • 代表取締役社長 赤松  治 様
  • 広報企画部 佐野 行徳 様
  • 広報企画部 牛島 姫子 様

Company Profile

2013年設立。岡山県を地盤として注文住宅(クレバリーホーム)の施工・販売を手がける。社員は14名(2019年7月時点)で、宅地建物取引士、二級建築士、2級・3級ファイナンシャル・プラニング技能士などの資格を持つスタッフが在籍。2018年からリブ・コンサルティングとともにマーケティング部門の強化に取り組んでいる。

ヴィータ・デザインの特徴を教えてください。

当社の特徴であり、強みとも言えるのがヒトです。経営資源はヒト・モノ・カネと表現され、最初に来るのはヒトです。個人的にも経営面でも良い人財 で組織することが大事だと思いますし、素晴らしい社員と能力が高い外部の職人さんが集まってくれていることがラッキーだと感じています。また、社風としては良い意味で上下関係がなく、部門や肩書きなどによるコミュニケーションに垣根がありません。お客様にもその雰囲気は伝わり、引き渡し後の感想として「会社の雰囲気が良かった」「担当した社員たちに好感を持った」といった声をいただきますし、お客様からの紹介が多いのもその表れだと思います。

コンサルティング会社を使おうと考えたきっかけを教えてください。

営業スタッフに、新人、中堅、ベテラン、トップ営業といった分け方があるように、社長にも新米社長から大企業の社長までさまざまな分け方があります。会社を育てるためには社長である自分が成長しなければなりません。そう考えて、著名な社長の講演やセミナーを聞きに行くようになったところ、ほぼ全ての人がコンサルティング会社を使った経験があることを知ったのです。コンサルティングによって自分と会社を成長させられる可能性がある限り、私には「使わない」という選択肢はありませんでした。

コンサルティングの対象をマーケティングに絞った理由を教えてください。

営業部門が主体となり、広告代理店などに依頼しながら集客する従来型の広告手法がおざなりになっていると感じていたためです。この手法は業界全体に普及していますので、同じ土俵で戦えば資本が大きな企業に負けてしまうでしょう。当社の規模の会社が対等に戦うには、例えばインターネットでの広告に軸足を置いたり、独自のマーケティング手法を磨くといった新しい取り組みが必要です。その分野の知見を高めるために、まずはマーケティングを担当している広報部門のコンサルティングを依頼することにしました。

コンサルタントと協業する現場スタッフとしてはどのように感じましたか。

当初はコンサルティング内容の想像がつかず、マーケティングに関しても基礎的なことしか理解していなかったため、支援を通じてどれくらいの効果が見込めるのが不安に感じた部分もありました。ただ、コンサルティング開始から半年ほど経ったころから、私個人の変化として、モノの売買を捉える意識や目線が変わったと感じます。モノの売買は売り手と買い手がいて成り立ち、その点では注文住宅もコンビニのジュースも同じです。また、売り手側として売るための仕掛けを考える点でも共通点が多く、街中で広告などを見かけたときに、こういう仕掛けで、こういう意図があるのだな、などと考えるようになりました。街で目にする景色は以前と同じですが、今まで見ていなかったところや、見ようという意識すら持っていなかったところに目が向くようになりました。
日々の業務に関しては、指示を受けて処理するだけではなく、集計した数値などを見て変化の原因を考えたり、こうした方がよいのではないかといった意見を伝えられるようになりまし た。当初はマーケティングとは何かというレベルからのスタートでしたが、徐々に仕事との向き合い方が変わり、とくに数字やデータについては強く意識して仕事をするようになりました。
マーケティングの知識は、会社の成長戦略を議論する際の共通言語になります。社員はそれぞれ担当業務を持っていますので、営業は営業のこと、工務は現場のことを中心に考えます。しかし、その一方では会社を成長させていく意識を持つことも重要で、そのためにはマーケティングの基礎を把握しておく必要があると思うのです。今後、成長戦略や 具体的な施策を考えていく際に、こういう集客方法はどうか、このやり方なら現状打破できるのではないかといった意見が社内のあらゆる部門から出るようになれば、より良いアイデアが生まれるはずです。そのためにはマーケティングの知識をベースとし、共通言語にしながらお互いに発言できる環境づくりが重要なのだと思います。
社内のコミュニケーションという点から見ると、会社が成長し、社内に人が増えていくほど部門間の壁ができやすくなります。イベントなどの企画もマーケティング部内だけで考え、実施するようになり、他部署の人の意見が入りづらくなります。会社の成長は望ましいことですが、規模が大きくなっても、現在のように何でも 話せる社風を維持できると良いですね。誰かの企画に受動的に協力するのではなく、お互いに意見を出し合いながら、みんなで成長を生み出していく会社が理想的だと感じます。

リブ・コンサルティングの支援に対する評価をお願いします。

知識量が多いことはもちろんですが、その知識をわかりやすく伝え、理解させるスキルが高いことに驚きました。岡山 の言葉で言うなら「もんげー」(※「並外れている」の意味 )です。また、当初はセミナーのような座学で学ぶスタイルをイメージしていましたが、実際にはコンサルタントが現場に入り込み、社員とともに業務と向き合います。都会にも熱い人がいるのだなと感じるとともに、もしここで独り立ちを迫られたら、母親の手を離してしまった子供のように立ちすくんでしまうかもしれません。そのような不安を感じるくらいコンサルタントを信頼しているということです。コンサルティング会社は複数ありますので、どこに依頼するか判断するのは一種の賭けでした。現時点ではリブ・コンサルティングに依頼して正解だったと感じます。

今後の展望を教えてください。

マーケティングを通じて分析した情報などを会社の意思決定に活かし、 経営を補佐するのが理想です。そのためにも、さまざまな 情報を集められるようにアンテナを高く張っておく必要性を感じます。
牛島 経営の補佐役としては、数値やデータを踏まえた上で常に客観的な視点から意見を言えることも大切です。経営層に全ての判断を委ねるのではなく、よりよいアイデアを提案できる存在を目指します。
赤松 会社には複数の部門がありますが、全てつながっていると思っています。現状はマーケティング部門を強化していますが、その様子を他部門の社員たちが見ることにより、自分たちも成長しようという気持ちを強めてくれると思います。その結果としてヒト・モノ・カネがさらにうまくかみ合うようになっていくと、コンサルティングを受けながらため 込んでいるエネルギーが一気に弾け、会社として大きく成長するタイミングがやってくると思っています。

UPDATE
2019.08.02
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