Column

コラム


「バッターボックスに立つ」

■「バッターボックスに立つ」とは?

「バッターボックスに立つ」という行為を推奨する文化が

会社に根付いているだろうか?

 

バッターボックスに立つと言うのは、自ら手を上げ、

仕事に挑みに行くということ。

 

社員に主体性が足りないと感じている経営者の方は

一度振り返ってみていただきたい。

 

 

 

 

バッターボックスに立つという行為が浸透している組織と、

そうでない組織の違いについて、一つ、

会議の場面を事例に取り上げてみる。

 

 

【A社の事例】

 

 

「今後、会社のweb集客を強化する対策の一つとして

スタッフのブログを毎日更新していこうと思う。誰が担当する?」

 

 

誰もバッターボックスに立とうとしないA社では、

上司が部下に対して問いかけてみても、

皆の視線は下に向いたまま。

 

 

さっきまで

「HPをリニューアルしよう」

「リスティング広告を出そう」

と元気よくアイディアを出していたとは思えないほどの静けさぶり。

 

 

いざ業務が割り振られそうになった途端、

誰も手を挙げようとしないどころか、

自分が指名されるのを恐れて上司と目を合わせないように

下を向いている。

 

 

 

【B社の事例】

 

 

一方で、誰もがバッターボックスに立とうとする文化が

根付いているB社の反応は全く異なる。

 

 

「この仕事、誰かやりたい人はいるか?」

と上司が問いかけた瞬間に、

営業の一人が上司の口を挟まんばかりに

「はい!私にやらせてください!」と答える。

 

 

周りの人は

「では、私はブログのページの立ち上げを担当します」

「では、私がブログにアップする写真を撮ってきます」

と自ら仕事を見つけ、積極的に仕事を取りにくる。

 

 

上司からあれこれ指示をされなくとも、やるべきことを発見し、

実行することができるのだ。

 

 

 

 

■トップ依存の組織から、個を活かした組織へ

 

 

 

トップの強いリーダーシップによって、

全てがトップダウンで動いている組織の強みはスピードにある。

 

 

一人が決めて、後はその指示に従うだけだからだ。

しかしそれだけでは必ず壁にぶち当たる。

 

 

もしトップがいなくなってしまったらどうなるか?

 

 

もしトップがマネジメントできる範囲を超えて

組織が大きくなったらどうなるか?

 

 

組織にぶら下がっている人財が集まった組織では

トップはいつまで経っても今のポジションから離れられない。

 

 

そして、一人のトップがカバーできる範囲までしか会社は成長しない。

 

 

 

 

■「バッターボックスに立つ」ことを組織に浸透させる

 

 

 

「バッターボックスに立つ」習慣は、

社員一人ひとりの成長につながる。

 

 

バッターボックスに立つことで、挑戦し、失敗もするが

成功体験を積むことができる。

 

 

そして、成功体験を得ると、

達成感と共にさらなる高い目標へと挑戦する意欲が芽生えてくる、

 

 

そして、またバッターボックスに立ち、成功体験を積む。

 

 

この好循環こそが人を成長させ、ひいては組織を成長させる。

 

 

役割をただ一方的に指示する前に、

まずは「バッターボックスに立つ」ことを推奨してはどうだろうか。

 

 

メンバーに投げかけて見て欲しい。

 

 

「成長のチャンスが欲しいなら、自らバッターボックスに立て」

 

 

と。